激変する不動産業界。
新都市企画が描く、10年先の未来。

激しく変化する環境下で、当社事業の在り方にも変化を

不動産ビジネスは現在激しい景気の変化の渦中にあり、今後は楽観視できない状況が続くと予測しております。特に私たちと密接に関わる金融業界は、リーマンショック後の長く続く金融緩和による低金利の影響を受け、既存の融資業務では利益が確保しづらくなっており、新たなビジネスモデルの構築が求められています。

こうした金融情勢が不安定な環境下において、継続して開発事業を進めるにあたり、私たちも必然的に事業の在り方を見直すべき時期に差し掛かかっていると認識しています。開発後に商品を売却することにより売上げを確保するビジネスモデルから、物件売却に頼らず安定収益が見込める事業物件の長期保有・運営などにも今後は一層注力していく考えです。そのような中、マンション開発が主体であったこれまでの事業領域を広げ、宿泊施設、オフィス・商業ビルなどエリア毎に幅広いラインナップの物件やソリューションを提供することで、時代を先読みし、安定的な事業基盤を確立していきたいと考えています。

お客さまやその街が求める商品を、
「圧倒的なスピード」と「課題解決力」を持ってご提供

創業以来、私たちが大切にしている、変わらない志があります。それは、「圧倒的なスピード」と「課題解決力」です。お客さまやその街のニーズにいち早く気づき、ソリューションを提供していくためには欠かせない要素であり、開発に携わる人間に最も必要なスキルであると考えています。

例えば、新都市企画が本社を置く京都の玄関口、京都駅周辺の開発を例にとってみましょう。京都駅は関西で唯一新幹線及び在来線がともに発着する基幹駅であり、多くの人が行き交うビッグターミナルです。さらに、観光・教育・医療などを強みとした京都は、世界からの注目度も高く、今後も来訪者の増大が見込まれています。

我々新都市企画のミッションは、そのような多くの人たちが集まる『京都』に求められるものを、新たに企画・提供していくことに他なりません。今、この街が必要としているのは宿泊施設、商業施設なのか。または、企業向けのオフィスあるいは起業家向けのシェアオフィスなのか、といったマーケットインな観点で考え抜く。そして、それらの課題を私たちならではの「圧倒的なスピード」をもって、「課題解決力」を駆使し解決していくことだと考えています。

街のニーズに応え、京都に宿泊・商業・オフィス複合施設を建設予定

新都市企画は、京都で大規模なプロジェクトを予定しています。宿泊施設運営会社さまや、設計・デザイン会社さまと共に、当社の基幹事業となる可能性を秘めた複合施設の建設を進めています。具体的には、京都駅北口から徒歩5分ほどの好立地にあるエリアで、2棟建てのビル開発です。1棟目は宿泊施設、2棟目は上層階を宿泊、中層階をオフィス、低層部分を店舗とする複合計画です。

京都駅周辺は、駅の南側は新しく宿泊施設が開発されてきていますが、北側は昔ながらの木造の旅館や住宅などが依然として多く、開発の余地があるエリアでもあります。現在、建設中のその複合施設は、当社の長期保有資産として京都の街のニーズを掴むアンテナ基地とする構想です。当社の開発重点エリアに位置するその複合施設を利用されるお客さまの声に耳を傾けながら、10年後も20年後も京都を訪れる人々にとって常に新鮮な付加価値を発信・提供していきたいと考えています。