前職で一緒に働いていた代表の北村から声を掛けてもらったのがきっかけです。北村という人物の知的で創造性豊かな人間性や、生産性の高い、確かな仕事ぶりを知っていたため、入社を決めました。また前社から独立した企業の中でも特に新都市企画は、飛躍的な発展を見せていました。コンパクトな企業が短期間で大きく成長した理由や、そこで働く社内のメンバーに興味もありました。新都市企画は少数精鋭の組織でありながら全員が高い意識を持っています。そのため大手企業と肩を並べて働く場面も多くなります。そのようなハイレベルなメンバーが多数いる職場にあえて飛び込み、自分の引き出しを増やそうと入社を決意しました。
用地仕入れや商品企画、近隣対策、分譲マンション販売進捗など全ての過程に携わっています。長年不動産業界にいたのですが仕事内容が違っていたため、新都市企画に入って初めて社長たちが行っていた用地の仕入れなどが縁の下の力持ち的な仕事で、辛抱、忍耐がいかに必要かが分かりました。私は前職では一般向けの販売を行っていたので数字が毎日積み重なっていくのですが、土地は1年や2年に1回買えるかどうか。数字が積み重ならないことに私も最初はかなり焦り、落ち込みました。そんな時に他社さまとの交流の中でアドバイスを頂きじっくりと構えられるように。その分、1件仕入れができた時にはわが社の作品になるので、それはこんなに嬉しいものなのかという喜びを感じました。
2019年4月着工予定で、京都で初めての賃貸マンションを手掛けることになりました。立地から学生を対象にし、コンパクトで食事も作れて、女性用に収納もひと工夫した内装を考えています。今は直接一般の方に販売することはないですが、前職の体験を生かし、エンドユーザーである一般の方のことを考えながら造ることを大切にしています。最終的にはこの物件を投資家に販売したいので、何年経っても人気がある物件でないといけない。それにはやはり自社なりの工夫が大切。設計でも全部お任せにしないで、自分の暮らしの中で感じるものを生かしたいです。人生目標としてまた一般の方と関わる仕事をしたいのですが、その時にはこのキャリアを生かして、土地取得の視点から説得力ある話しができるようになっていると思います。
新都市企画は、負けず嫌いで、成績を残したいという人に向いていると思います。不動産の仕込みから出口まで自分で見られるので大変勉強になります。向上心があって経営者を目指す若い人ならこの経験を積めば成長するのも早く、次のステージに行けると思います。社内は話しやすい雰囲気があり、人間関係で困ることはないので大丈夫です。入ったばかりで業界が初めての人には用語一つとっても分からないことばかりだと思いますが、悩んで考えてばかりでは動けません。「まず、行動してみよう!」という心意気が欲しいです。若い人に言いたいのは「試練で乗り越えられないものはない」ということです。